・・・はて? はて・・・はて? はてはてはて?
Questionランジェリーの洗濯表示ってどうやって見るの? 知っておくべき5つの洗濯表示の見方
・・・・・・またこれ見よがしに「はて、はて」って。どうしたのよハテミさん。
ヒトミですー! ていうか、先生~、もしや洗濯表示って昔と変わりました?
ええ、変わったわよ。8年以上前に・・・
そんな前に! えっ、こわっ! あたしタイムリープしたの?
・・・まあ、あなたみたいにボーっと生きてるのはタイムリープしてるとも言えるのかもね。でも、タイムリープしてようがしてまいが、洗濯表示が変わったことに、あなたが気づいたことが一番のサプライズよ。
それはともかく、以前は日本独自の規格で表記されていたの。でも日本のグローバル化に合わせて国際規格のものに統一されたのよ。2016年に。2024年8月に若干、また改正されたわね。
うぐ・・・でも、たしかに洗濯表示なんて、普段全然見ないですもん・・・ 今日はたまたま、いつもつけないタイプのブラジャーを買ったのでチェックしようと思ったら、全然わかんなくて・・・
まあまあ、ほとんどの人は、あまり見ないかもしれないわね。なんとなくデリケートそうな素材には、洗濯機をオシャレ着洗いに変更するとか、大切な洋服ならクリーニング出すとかくらいじゃないかしら。
サステナブルといえど、洋服を長年大切に着る習慣も薄れているから、「洗濯してダメになったら捨てればいい」という感覚だろうし。
ですよね。しかもなんだか昔の表示より難しくなってる~
確かに。日本規格は分かり易かったのに、今の洗濯表示はパッと見ただけじゃ解らない! という声はよく聞くかも…
ネットで検索すれば、分かるんでしょうけれど、毎回調べるのは億劫だしー・・・ でも形はシンプルで、なんかルールがありそうな気がするんですよね・・・先生、どんなルールなのかちょっとだけ教えてもらえないですか?
そうね、いいわよ。洗濯表示は大きく5項目あって、そこから細かく分岐していくのだけど、その見方だけでもさらっと覚えておくと、購入する時にも便利なの。今回は、その基本の項目に絞って解説しましょうか。
うげ。5項目から細かく分岐ですか・・・先生、申し訳ないですが詳細は良いので、サクっとお願いします・・・ほら、あたし、ウッカリするとタイムリープしちゃうから。
居眠りはタイムリープとは言わないのよ。まぁいいわ、おおまかな表示を紹介するわね。この5つの形をなんとなく覚えておいてちょうだい。
【洗濯】
このバケツみたいなマークは、よくある自宅でできる洗濯方法について。
<このマークからわかること>
・ 洗濯機で洗って良いかどうか
・ 手洗いした方が良いかどうか
・ 洗濯機の水の温度は何度までOKか
【漂白】
この三角形のマークは「汚れに含まれる色素を還元して無色にかえること」、つまり漂白処理について。
<このマークからわかること>
・ 漂白剤は使用してよいのかどうか
・ 使用不可な、漂白剤の種類
【乾燥】
この四角のマークは、乾燥方法について。
<このマークからわかること>
・ タンブル乾燥(※1)していいの?
・ 干し方に、決まりはあるの?
【アイロン仕上げ】
このアイロンマークは、アイロン仕上げの方法について。
<このマークからわかること>
・ アイロンを使用して良いのかどうか
・ 規定の温度があるのかどうか
【クリーニング】
この丸のマークは、クリーニング処理について。
<このマークからわかること>
・ クリーニングしても良いかどうか
・ ドライクリーニング(※2)しても良いかどうか
・ ウエットクリーニング(※3)しても良いかどうか
<蘭子先生からお節介ワード解説>
(※1)タンブル乾燥
衣類を熱と共に回転させながら乾燥させる。家庭やコインランドリーによるある洗濯乾燥機。
(※2)ドライクリーニング
水を使わない洗濯方法。衣類のダメージを最小限に抑えられる。型崩れしやすい、カシミヤのセータなどのときよく使う。
(※3)ウエットクリーニング
専用洗剤必要なため、自宅洗濯NG。クリーニング店に依頼する。
うーん。ざっくりと記号の言わんとする意味は、理解しました。
たぶん…きっと…えぇ。きっと大丈夫…
無理しなくていいわよ。洗濯の専門家でない限り、全部覚える必要はないの。ただ、この大まかな記号をなんとなく把握しておくだけで、大切な衣類を洗濯するときや、購入するときの管理が楽になるのよ。
確かに。それに洗濯表示とおりにすることによって、素材のもちも変わってきますよね。
さて、本当の洗濯表示はここから枝分かれして、43種類あるのだけれど…
何度も言うように基本の5つの記号を把握できていれば、なんとなく把握できるので早速ブラの洗濯表記を見てみましょう。
テストですね! はぁい!
これはよくある、ワイヤー入りのブラよ。
洗濯表示はこうよ。どうすれば良いか解読してみて。
バケツは洗濯の方法。手が入っているってことは手洗いですね!
△は漂白で×がついているから、漂白NG
□は乾燥で、乾燥機っぽいのに×だから、乾燥機NG
同じ乾燥方法で、斜線に縦棒? あ! これは干し方ですね! 斜線が日陰で、縦棒は吊り干しってことだ!
アイロンマークに×なので、これはアイロンNG!
正解! 基本の5つの記号さえなんとなく覚えていけば、なんとなくイメージつくようにできているの。
ちなみに、
画像の「縦線2本は、ぬれ吊り干し」という意味で、“脱水せずに干すこと”なのだけど、手洗いの時点で、洗濯機で脱水をすることはないと思うから、あまり気にしなくていいわ。もし、手洗いして、状態に水が垂れて困っているのなら、タオルドライしてから干しましょうね。
水がしたたるのが嫌で、脱水だけしているって人もたまに聞きますが…そこはタオルドライで解消ですね!
洗濯表示を全部覚える必要はないから、大まかな5つの役割の記号さえ覚えておけば、なんとなくカンで理解できるわ。難しく考えずざっくり覚えるだけでも、購入するとき、洗濯の煩わしさが把握できるから、是非覚えてみてね~
大まかに「手洗いか、洗濯機なのか」「できること、できないこと」を知っているだけで十分そうですね! 洋服やランジェリーの選びがまた、楽しくなりそうです。
下着で迷える子羊たち。彼氏にも友達にも聞けないその悩み、私がなんでも答えてあげるわ。