防災グッズの中身は万全ですか?
ここ近年の異常気象、地震により昔と比べると防災に関しての意識がかなり高まっている近頃。つい先日、近くの地域で地震があり「明日は我が身だ。災害の備えはしていたけれど、念のためもう少し追加で数を増やそうか?」と感じ、スーパーに買い出しへ。が…見事に水や保存が効きそうな食品の棚は空っぽ! 簡易トイレも完売! といった感じでした。家のストックはある状態でしたが、全く備えがない状態であれば、きっと不安になって焦った気がします。もしもに備えて水や食料は必須ですよね…。
さて、そこで今回は『防災グッズ』のお話なのですが、中でも備えていない人が多い “災害用ショーツ” についてレポートをしたいと思います!
まずは女子たちの防災下着事情を、ランジェリーヌに聞いてみました。
防災グッズに下着を揃えているのか
ランジェリーヌの方々に「防災用品に下着は入れている?」とアンケートすると、少数ですが「ノンワイヤーブラとパンティーランナーを数枚いれている」という方が数名。しかし大多数は「下着は…そういえば入れていない…」という結果に。
理由としては 「防災グッズに入れてしまうと、その下着が普段使えなくなるから」「わざわざ買うのも勿体ない」「下着はなんとなくどうにかなる気がしている」など様々な意見が。
食料をどうしても優先して考えてしまいますが、なぜ備えることが大切なのでしょうか。
下着を防災グッズに入れる大切さ
通常、災害直後から日本の公的な物資が届き始めるまで “最低で2日” といわれています。食料や水など、命に係わるものをまずは手配してくれるんですね。
衣類などは “早くて3~7日前後” で支給をされているようですが、確実ではありません。日数が経つにつれ、衛生状態が悪化、不十分な食事による栄養不足や心身の疲労、ストレスから様々な感染症などにかかる可能性が高まってきます。
お風呂に思うように入れなかったり、同じ下着を履き続けたりすることに対してもストレスを感じるようになり、婦人科系の病気になるリスクが大きくなる、とも言われているんですよ。
さて、そういった心配が起こらないよう、きちんと下着も備えよう! ということで
手軽に買える! 安く! 肌にも優しい! をワードにfascinate編集部が見つけた100均のショーツをご紹介します。
今回、防災下着を備える上で何度か話題に上がったのが、やはり “値段”
肌触りが良いもの。気分が明るくなるような可愛いデザイン。そんなショーツをストックできるのが一番ですが、使わない可能性もある。ならば出来るだけ価格は抑えておきたい。というのが本音でチラホラ。かといって履き心地が悪いものは、履きたくないですよね。
広げてみると、おばあちゃんが履いていそうなショーツが出てきました。履きこみ深めなので見た目は“おばちゃんくさい”印象ですが、お腹が冷えなくて良さそうです。
クロッチの部分もしっかりありました。安い商品はクロッチがきちんと縫い付けられていなかったり、布の部分が極端に短かったりする商品が多かったりします。そのせいで股がチクチクして不快な思いをするケースがありますが、見たところは心配なさそう。
実際マネキンに着せてみると、そこまで “おばちゃんくさい” 印象にはならないかも?
素材自体は綿100%ですが、なめらかな肌触りというよりかは、少しシャリシャリした肌触りがある印象です。
普段、スーピマコットンのような肌触りが滑らかな綿に慣れている方は、違和感があるかもしれませんが、それでも綿100%は肌が弱い人でも安心できますよね。
個包装になっているのも、保管がしやすいのも良いですよね。
試しに履いてみましたが、すっぱりお尻が包まれて履きやすかったです。何度もヘビロテして履けるほどの強度は疑問ですが、防災ストックだけでなく、旅行に行ったとき履き捨てる感覚でも使えそうです。
さて、今回はキャンドゥのショーツを紹介しましたが、ダイソーでもショーツは扱っていました。
こちらも綿100%で、履きこみはスタンダードでありました。
使い捨てで衛生的! 紙ショーツ
防災下着に関して他には①パンティーランナー➁紙パンツ。この2種類は使い捨て出来るため衛生的ではあります。洗える環境がないときなどは、有用かもしれません。しかし、能登地震の際にごみ処理が大きな問題になっていたので、手軽に捨てられる場所があるかは難しいところではありますので、より多くの選択肢をもって備えられると良いですね。
トラベル・サウナショーツなので全体的に薄めな生地です。クロッチもありませんが履き捨てられる場合は衛生的に使えます。
(※商品によってはサイズの欠品、販売が終了している場合がありますのでご了承ください)
災害大国、日本。できることから備えていこう
日本は昔から多くの自然災害にあってきました。日本列島がプレートの多い場所に存在していることや、四季により気候変動があることが理由として挙げられますが、ここ最近の異常気象、地震発生の多さに戸惑ってしまいます。
世界中で起こる地震に関しては、その10~15%が日本で発生しており、マグニチュード6以上の地震は20%が日本で発生しています。そして、東日本大震災は世界の自然災害の中でも最も経済損失が高く、人々の暮らしに大きなダメージを与えました。
また、今後30年以内に70~80%の確率で東日本大震災を大きく上回る規模の地震が発生する、と予測されています。
窮地の場面に遭遇したとき、少しでもプラスαの備えがあれば、人は心に余裕が持てます。余裕があれば人にも優しくできますよね。
これを機に災害用の下着についても見直してみましょう!
※本記事は2024年11月1日時点での販売情報を基に作成しています。
美容と健康に気を使っています。趣味は料理と読書です。でも、アクティブなことも結構好き。最近はマラソンを始めました!