Lingerine ショップ&ブランド“赤”だけじゃない!
我慢の年だった今年だからこそ、インポートのクリスマス・ランジェリーをおうちで楽しもう

迫りくるクリスマス! 各社が発表するクリスマスランジェリーで気分の高まる今日このごろですが、この季節だからこそランジェリーを楽しもうとするのはもちろん日本だけのカルチャーではありません。そこで今回は、海外のホリデーシーズンのランジェリー事情を、ランジェリーライターの川原好恵さんに教えてもらいました!

―  日本では毎年、クリスマスシーズンに各ブランドがクリスマスランジェリーの発表をしています。海外でもそうした動きはあるのでしょうか?

そうですね。ホリデーシーズンにランジェリーを購入する文化は欧米では日本以上にポピュラーです。むしろそうした流れを受け、日本でも近年クリスマスランジェリーなどが増えてきているというイメージです。
ヨーロッパでは、ラグジュアリーからプチプラ価格までさまざまなブランドでクリスマスランジェリーが展開されています。

―  クリスマスランジェリーの特徴を教えてください。

「赤」をモチーフにした商品が多く、普段よりもセクシーなデザインで豪華な雰囲気をまとっています。ブラジャーとショーツだけでなく、キャミソールやスリップ、ナイトガウンなど、コーディネートで下着のおしゃれを楽しめるような商品がたくさん出ています。

―  赤いランジェリー! 着る洋服を選びそうですし、ちょっぴり大胆な感じもします。

赤色って、実はとても扱いやすい色なんです。濃い赤は意外と白い洋服にも透けづらい。肌の色よりもワントーン濃い赤を選ぶと肌になじみます。1着持っていると重宝しますよ。

―  ホリデーシーズンは「赤」に注目ということでしょうか。

最近では「クリスマス=赤」にとらわれないモチーフのものも出てくるようになりました。例えばミッドナイトブルー、濃紺のシリーズをクリスマスコレクションとして出しているブランドや、ブラックを基調としつつ夜空のようにキラキラしたあしらいを施しているランジェリーをラインナップに入れているブランドなども見受けられます。共通しているのは「非日常性」。日常を忘れられるような華やかなデザインがホリデーランジェリーの特徴です。

―  川原さんが特に注目しているブランドはありますか?

LISE CHARMEL(リズシャルメル)というフランスの老舗ブランドです。こちらのクリスマスコレクションは、シルクのランジェリーが幅広いラインナップで登場しているんですね。濃紺のランジェリーを展開しているところも、個性が出ています。ブラウスやアイマスクなどプレイフルなものもあって、おもしろいです。

「LISE CHARMEL リズシャルメル」 リバコ
ホルターネックスリップ ¥40,700(税込)
ブレスレット ¥5,500(税込)

ラグジュアリーの最高峰とも言われるイタリアの高級ランジェリーブランドLa Perla(ラペルラ)は今年、5万円から8万円のギフトボックスを出しています。シルクのキャミソールやガウン・パジャマ・サシェなどがセットになっていて、バラバラで購入するよりお得な価格で提供されています。プレゼントはもちろん、自分へのご褒美としても良いですよね。

「LA PERLA ラペルラ」 ラペルラジャパン
2020 ホリデーギフトセット Cタイプ(シルク ショートローブ / トシルク スリップドレス)
¥70,000(税込) *限定10箱

今年は新型コロナの影響もあり、世界的に「おうち時間」が増えました。上質なランジェリーボックスはstay homeの時間を素敵なひとときに変えるアイテムになると思います。
それから、毎年「華やかだなぁ」とワクワクさせてくれるのは、フランスのブランドAubade(オーバドゥ)のランジェリー。繊細なレース使いの色気のあるグラマラスなアイテムは、内側からドレスアップさせてくれるような気分に浸れます。

「Aubade オーバドゥ」 オーバドゥジャパン
ブラレット ¥39,600(税込)
ガーターベルト ¥39,600(税込)
タンガ ¥22,000(税込)

―  素敵なアイテムばかりですが、その分ご予算もラグジュアリーなものもありますね……。

今年はわいわいと大騒ぎするようなパーティはほとんどないでしょうし、おしゃれをしてクリスマスに外へお出かけできる機会も少ないと思いますので、お家で贅沢を楽しんでみてもいいかもしれませんね。

―  海外では、プレゼントにランジェリーを選ぶという文化は一般的なのでしょうか?

日本人が思っている以上に、ヨーロッパでは「男性が女性にランジェリーを送る」文化が定着しています。それはクリスマスだけでなく、バレンタインでも広く根付いていますね。ウィンターシーズンになると、百貨店のランジェリーコーナーはギフトボックスで賑わいます。もちろん「自分のために」と購入する人も少なくありません。

―  日本では新年に下着を買い換える人も多いですが、海外のホリデーシーズンで特徴的な習慣などがあったら教えてください。

スペインやイタリアなどのラテン系の国では「年越しに“赤”の下着を身に付けて過ごすと次の年は幸せな1年が送れる」と言われています。新しい年を迎えるにあたって、クリスマスシーズンに多く店頭に並ぶちょっと贅沢な赤いランジェリーに買い換えてみるのはいかがでしょうか。またシルクウールやシルクコットン素材の肌着も、気持ち良く新年を迎え入れるサポートをしてくれるアイテムになるかもしれませんね。

―  海外ランジェリーにトライしたことのない方へ向けて、オススメの取り入れ方を教えてください。

今年は誰もが「我慢の1年」でしたよね。多かれ少なかれ不安や、ふつふつと内に秘めた感情を抱いた年だったと思います。そんな中で、きれいなランジェリーは見るだけで気分が上がるもの。もちろん、身につければなおさらあたたかい気持ちになります。自由にお出かけはできないかもしれないけれど、誰かに見せる、見せない関係なく、お家の中でちょっと素敵なものを身につけてみると心が満たされるのではないでしょうか。
特にオススメのアイテムは、スリップ。ブラジャーなどはどうしても試着をして選びたいという方も、スリップであれば比較的細かくサイズを気にすることなくオンラインショップでも気軽にお買い物できます。

―  スリップですか! ちょっと意外です。

「普段着ないなぁ」という方も多いかと思います。だからこそ、1着持っていることでワードローブにスペシャル感が出ます。おうちにいる時でも、いつものブラジャーとショーツの上にさらりとスリップを身につけることで特別な気分になれるんですよ。国産のランジェリーブランドでは展開が少ないアイテムですが、インポートブランドでは多くの商品が展開されています。ぜひこの機会にお気に入りの1着を見つけてみてください。

―  逆に、ランジェリー上級者がチャレンジしてみるのはどんなアイテムがいいでしょう?

すでにたくさんのランジェリーを持っていたり、パートナーとの楽しみ方をご存知の上級者のみなさんは、思い切って非日常的なものにトライして遊んでみてください。大胆でプレイフルなガーターベルトなど、いかがでしょう。
年末年始の大型連休に、新しいものを取り入れて弾けても良いのではないでしょうか。

※日本国内での販売については各社公式サイトをご参照ください。
LISE CHARMEL(リズシャルメル)
La Perla(ラペルラ)
Aubade(オーバドゥ)


プロフィール

川原 好恵(かわはら よしえ)

ライター・エディター。文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品 企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ファッションウェブサイト、海外メディアなどで執筆・編集を行う。

Instagram
@yoshiekawahara

SHARE
Haruka

ズボラっ子でランジェリー初心者。体がしゃきっとするような、それでいて自分の肌色に映えるような思い入れのある一着を探し中。

Author
Author

Harukaの記事

ショップ&ブランド

“赤”だけじゃない! 我慢の年だった今年だからこそ、インポートのクリスマス・ランジェリーをおうちで楽しもう

ショップ&ブランド

インポートランジェリーショップLiengeで“初体験”。「お手入れ」の疑問も解決してきました!